2017 09 ≪  10月 12345678910111213141516171819202122232425262728293031  ≫ 2017 11
DVD「ノー・マンズ・ランド」
2008/08/22(Fri) 16:00
とても深刻な戦争の話題なのに、コメディタッチでけらけらと笑えて後からズシッと来る映画です。
2001年の作品で、公開時から一度は観た方がよいといわれながら、重そうだからと後回しにしていましたが、やっとDVDで観ました。今のところ今年見た映画のベスト1です。

いわゆる戦争映画のような壮大な戦争場面もほとんどなく英雄もいないのが、かえって現実的で、さもありなんと頷いてしまう場面が多々です。

ボスニアとセルビアの中間地帯(No Man's Land)に取り残された敵対する兵士たちを描いた作品ですが、高校生が見るべき必須映画にしたいです。戦争の悲惨さ、政治の汚さ、国連の現実、マスコミの無力・・・

          nomansland1

DVD ノー・マンズ・ランド(2001)
監督  ダニス・タノヴィッチ
出演者  ブランコ・ジュリッチ/レネ・ビトラヤツ/フイリプ・ショヴァゴヴイツチ
フランス/イタリア/ベルギー/イギリス/スロヴェニア







セルビアとボスニアの中間地帯(=ノー・マンズ・ランド)に取り残されてしまった敵対する兵士チキ(ブランコ・ジュリッチ)とニノ(レネ・ビトラヤツ)。さらにツェラが息を吹き返すが、地雷を仕掛けられて身動きがとれない。一触即発の状況下で3人は立ち往生してしまう。

     nomansland3


その連絡を受けての国連軍の行動や、かぎつけたマスコミがTVカメラを持ち込んでスクープしようとする状況を描くのです。
                 nomansland2

見終わって、人間とは・・と天を仰ぎ見て溜息をつきたくなる映画です。この北京オリンピックの開会式の真っ只中に起きたロシアとグルジアの闘い・・・・政治という名の下で大国同士の駆け引きが行われている間に死んでいく無名の人々
ボスニア紛争の教訓なんて、かけらもない世界は悲しいとしかいいようのない現実なのであるということを今さらながらに指摘してくれています。


私の親の世代がかろうじて戦争もしくは戦中生活を知っていた人たちで、私たちは、「戦争を知らない子どもたち」と言われた世代です。 その子どもたちの世代は・・・「丸山真男をひっぱたきたい」などという戦争待望論なんかが出る時代となっていて、どこでどうずれてしまったのかなぁと心配に思うこの頃です。この世代の人たちに、ぜひ見てもらいたい映画です。 
 

※ お盆休み前に、書いてあった記事を投稿しています。 訪問時間、ほとんどないのですこしずつゆっくり回らせてください。
この記事のURL | 映画・音楽・本 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
<<長野にて、その5、また早朝散歩 | メイン | 『プチロータス・ジョーイ、カラミンサ』>>
コメント
コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する


▲ top

トラックバック
トラックバックURL
→http://waremosiro.blog55.fc2.com/tb.php/721-fd3bab0e

| メイン |