倉敷の中心をなす「大原美術館」を開いたのが大原家です。重厚な白壁造りです。

この旧大原家住宅が2018年より一般公開されて、「語らい座 大原本邸(旧大原家住宅)」となっています。

そろそろ閉館時間に近くて、ちら見して通り過ぎるつもりだったのですが、案内のお姉さまがたがとても優しくて親切で、どうぞどうぞと奥に引き入れられて・・・しっかり説明をしてくださいました(笑;)
(↓クリックすると拡大します)、古い住宅ですが、モダンな現代アート風の光(インスタレーション)に彩られて、これは見ただけではよくわからないのですが、写真に撮ると文章がよく読めるんです。歴代当主の言葉が吊り下げられているんです。

大原家は棉の仲買商人として発展し、 1889年(明治22年)大原孝四郎は倉敷紡績(クラボウ)の設立に参加し、、さらに大原孫三郎の時代に財閥と言えるほどまで発展して、大原美術館や病院などを建設しています。
土間にあるかまどです。 とにかく餅をつくのが大好きな当主だったそうで、何かあるごとにもち米をふかしてここで餅をついては使用人たちに振舞っていたそうです。

奥はズラ〜リと蔵が並んでいます。
660ツボの敷地に主屋・蔵・離れ座敷が並び建ち、江戸時代後期に建てられているようで、この中の10棟は国の重要文化財だそうです

この窓の格子戸などもとても洒落ています

蔵は博物館にもなっていて、何代もの主人たちの功績が書かれていたり、ブックカフェにもなっています。
お茶を飲む時間は残念ながらありませんでした。

離れ座敷にもぜひ上がっていくように勧められました^^
お庭がとても素敵です。 相当な方々が招き入れられたお屋敷だったのでしょうね〜〜


窓ガラスもふんだんに使われています。

井戸となまこ壁の蔵。 どこを見ても美しいです。

並んだ蔵を見ながら戻ります。

この旧本家の道を隔てて、もう一軒の大原家「有隣荘」があります。
1928年(昭和3年)、大原家七代目当主・大原孫三郎(まごさぶろう)が、病弱な妻のために建設したもので、その後は迎賓館として使用されたそうです。昭和天皇もお泊まりになったらしいです。年に2回一般公開されているらしいです。

内部は見られなくても、有名なのがこの外観です。緑色に光る瓦なんです。
この色をオリジナルで作らせるって、すごいですよね。

この後ろの建物もおそらく大原家ゆかりでしょうね。石造りです。

さて、時間も遅くなり人通りが少なくなった「倉敷美観地区」を歩きます。



お店、まだ開いてました。
あぶないあぶない・・・ムスメに頼まれたお土産を買い損ねるところでした。
知る人ぞ知る 「mt」 マスキングテープです。
流行りのマスキングテープは倉敷が発祥で、こちらはメイン通りにも面しているお店です。
可愛い柄がたくさんあって、ついつい買ってしまいます^^

フルーツゼリー屋さんは閉店したばかりで・・・翌朝に再チャレンジしましょう
この日は、私たちにしては珍しく、温泉もない街中の宿となりました。
*10月中に下書き済みなのに、半月放置・・・・^^;
こんな調子だと、今年のことが年内に書けるかどうか??