函館2日目は市内観光の予定ですが・・・雪です。
ただ、傘をささなくても歩ける程度ですので、雨よりはマシでした。足元さえ気をつければ大丈夫です。
荷物をこの日に泊まる市内のホテルに預けてから歩くのですが、函館の映画ロケ地に興味があると話したら、ホテルの方から坂上の「やまじょう」という喫茶店を訪ねるようにアドバイスされました。
十字街から二十間坂を登り、東本願寺別院の目の前「茶店バー カフェ やまじょう」
訪れると営業中の札があるのに、鍵がかかってます。あれれとカチャカチャしているうちに店主さんが開けてくれました。

レトロだけど落ち着く雰囲気のカウンターとテーブルは2つぐらい
そのうちの一つにはCDが山のように積み上げられていて、片付けてる最中だそうです。

店内には森田芳光監督コーナーができていて、写真や監督所蔵の本などが並べられています。
実は、この店主さん、喫茶店オーナーだけではなく、函館をロケする映画のロケ地コーディネーターとして活躍されて来たそうです。特に、2011年に急死された森田監督とはよくお付き合いされていたようです。
ネットなどない時代にどの場所が良いかの選定や、ロケ中の地元の人達との折衝など、地元民ならではできることなど様々な縁の下の力持ち的存在だったようです。
「海猫」に出演された伊東美咲さんの写真集にはまさに私達が座っていた席で撮った写真も入っていました。

森田監督に教えられて競馬も一緒に楽しんだという店主さんと競馬話も弾んだりしながら、楽しく美味しいコーヒーをいただきました。コーヒーにミルクありますか?とお聞きしたら、牛乳瓶からトクトクと注いでくださって、これまた楽しかったです。
旅の途中に、地元の方と話をするのはとても興味深く、旅がより深まる気がします。
このお店のすぐお隣にはソーセージなどで有名なお店もあります。

さて、それからロケ地を含めて函館の教会群を歩き回ります。
カフの目の前にあるのは真宗東本願寺派の函館別院

雪だからこその情緒ありますね〜〜


登ったチャチャ通りをまた下って

函館ハリストス正教会をぐるりと回るとこぢんまりとした聖堂内部が見学できました。
写真は撮れませんが日本語で聖者名が書かれていて興味深いことです。



それにしても、どうして教会や寺院がこんなに集まったんでしょうね〜〜
もっとたくさん有ったのですが、絵葉書のように並べてもしょうがないかな〜〜と

高台続きですので、坂がいくつも平行にあります。
有名な八幡坂でいったん下ります。

「オーバー・フェンス」でオダギリジョーが立っていた坂に、同じようなポーズで立っりして(笑;)
原作は、函館出身の作家・佐藤泰志さん。芥川賞に4回ノミネートされて41歳で自死されて・・・没後に脚光を浴びて次々に映画化されています。

時折みぞれまじりのお天気でなければ、坂の向こうまでくっきり、港に浮かぶ船まで見渡せる風景はやはり函館ならではなんでしょうね。