トロギール観光の後、27キロほどのスプリットへ移動します。
既視感のある港街^^ ただし、規模はこちらの方が断然大きいです。
クルーズ船も停泊していますが、このぐらいでは小さいほうだそうです。

クロアチア第二の都市で、歴史的建造物も多く1979年にはユネスコの世界遺産にも登録されています。

城壁に囲まれて、東西南北に門が4か所あります

まず、ディオクレティアヌス宮殿の見学からです。
ローマ皇帝ディオクレティアヌスは隠居用の宮殿を故郷に近い此の地に建設して、引退は305年です、
軍事要塞のような宮殿は、城壁は170メートルから200メートルの長さで囲まれて(高さは15から20メートル)、城壁内の面積は38,000平方キロメートルであったそうです。

宮殿の水道は堅固な作りで、ディナル・アルプス山中のヤドロ水源から水道路で供給されていたというのは、驚きです。
どのように水路を作ったのか、ガイドさんが説明してくれています。

それから地下宮殿の見学です。

この宮殿は、近世には人々が住み着いて地下にはゴミが投げ入れられていたのを、歴史的建造物を復活させようと掘り起こしたのだそうです。

天井近くまで、ゴミがうず高く詰まっていたとか・・・^^;
よく、ここまで修復したものです

それと、海面上昇により、建築時よりはかなり地下になっているようです。

地上部に出ましょう


大聖堂

モザイクで往時がしのばれます


今は、カトリックの礼拝堂になっている教会

実は、皇帝ディオクレティアヌスはキリスト教徒を迫害した皇帝でしたが、その後のローマ帝国はカトリックとなり、
彼の遺体が収めてあったはずの場所には、当時の司祭の墓所となっているそうです。
時代が変われば〜〜ですね。

皇帝の棺は見つかっていないのですが、最近、この珍しい石が、当時のものではないかということが言われるようになり、再利用されているのかもと、研究されているらしいです。・・・迫害したキリスト教徒により蹂躙された彼の遺体を思うと、権力のトップとは物悲しものです。

レリーフ

これはなんとスフィンクスです。
壊れているものも含めて何体かありました。エジプトから持ち帰らたもののようです。

柱も、いろいろな時代を物語るようです。

さて、城壁ですが・・・
これは南面、海に面している場所です。

そして、こちらには・・・なんと、今でも人が住んでいるのです。

歴史的な遺産に人が住んでるって、不思議な感覚ですが、ずっと地下にゴミが捨てられていたように、人が住み続けていたのです。
1700年?を経て、この城壁が健在なのは、実は人が住み続けていたから廃墟にならなかったとも言えるそうです。
観光地のど真ん中に生活感がにじみ出ているのですが・・、追い出された人々も多いのですが、一部の場所に限っては既得権が認められ、売買もOKだそうです。
やはり城壁内ですから、利便性が良いので高いらしいです。



ここは、かつて皇帝の住居の玄関だったそうです。

天井がぽかりと開いています、その当時はモザイクで覆われていたことでしょう。
とても印象的な風景でした^^

さて、余りに時間が経ってしまい記憶がおぼろになっているのですが、この石は大きな岩石をくり抜いて作ってあったような・・・?
当時の技術力に驚きます。

天井を見上げるとまた細かな彫刻が・・・

よくよく見ると、人の顔なんです^^

さて、またぺリスティルと呼ばれる、列柱に囲まれた美しい中庭に出ました。
再び、ここで集合するまで、少しの間フリータイムになります^^

長くなったので、続きはまた・・・
ようやく台風一過で青空が戻ってきました。
月末ですから銀行周りをしても、みなさん同じように一斉に出てくるので、すごい行列です。
8月の分はもとより5月のことも整理しきれないのですが、月末月初ですので仕事が押しています^^;