ということで伺いましたが、さすがに寒い!
あらかじめ旅館からは、「車で来るなら四駆車で冬用タイヤが必須」と言われていましたので、そのためにこの旅はジープにしました。
トンネルから急坂を下るし、風が冷たくてやや吹雪?という感じで、到着した時に駐車場は凍っていました。
エドを散歩できるような場所もなさそうで、この日は敷地内で済ませたほうが安全な様子でした。
ただ、秘湯とはいえ建物は新しいので、館内・室内はとても暖かく過ごせますし、トイレもウォッシュレットです^^
到着してすぐに温泉に入ったのですが、一番のオススメは「大岩風呂」
早朝と夜に女性専用時間があるのですが、原則的に混浴です。
隣に女性専用の櫻の湯もあるので、とりあえず行ってみます・・・本館から長い階段を降りていくのですが、そこで会った元気の良いオバさま3人組が是非大岩風呂に入りなさいと勧めてくれました。彼女たちも入ってきたが、今は男性が一人いるだけで、その人ももうすぐ上がるだろうというのです。
ということで混浴へ・・・たしかに、オジさまと入れ違い。
これがビックリのお風呂でした。
縦5m横15m。深さが最大で1.2m。150年の歴史のあるお風呂だそうで、この広さで貸切となりました。
湯口から流れ出る温泉は40度ちょいぐらいでしょうか? それとは別に、足元から時折プツ、プツ、と気泡が湧き上がってきます。足下自噴の湯が30度ぐらいのぬる湯だそうです。全体に40度すこし下がるぐらいのややぬるめですが、私には丁度良いぐらいで長く入れます。(書き方が悪かったようで、直しました^^)
(↓はHPからお借りしました)夕方で、足元が見えないぐらい薄暗かったです。

薄暗いなかにランプ(風の電気?)で情緒がありますが、建物の隙間から時折雪が舞ってくるのです。
谷間なので強い風で地吹雪のように雪が吹き上がるので、入り込んでくるようです。
湯船の中に大きな石があってそれが「子宝石」だとか・・・情緒たっぷりというか、格段に風情がありました。
帰りがけに隣の櫻の湯を覗いてみたら、そこは総檜でまた全然違う優しい雰囲気です。
ただ、大風呂には夕方明るいうちに入った一回だけ・・・屋根のある階段を降りて鉄の橋を渡ってお風呂場に行くのですが・・・その橋を渡るときの寒さといったら!! 浴衣の上にダウンを羽織っていって正解でした。
しかし、阿武隈川源流から吹き上げる風の冷たさと、雪が積もって凍っている橋を夜や早朝に渡る勇気はありませんでした。
また夏や紅葉の時なら全然違うでしょうね・・・リピーターが多いというのも納得です。
夜は、本館の恵比寿の湯に入りましたが・・・またもや、3人組のオバさまが、露天風呂から戻ってきました。
私にも露天に入ってらっしゃいと、しきりに勧めるのですが・・・寒いです。
10歩以上歩かないと行かれないぐらい離れています。しかも外は地吹雪なんです^^;
熱い湯をかぶって走って行きなさいと(笑) その上、髪の毛が凍ってパリパリになったと笑ってるんですw
一人なら絶対に入らないつもりでしたが、この3人がいるので、思い切って行ってみました^^
何事も経験といいますが・・・時折ピューッと横なぐりの地吹雪が吹く中で露天風呂に入るとは思いもしない経験でした。
丁度ターバン巻いてシャワーキャップをかぶっていたからマシでしたが、風が強い時は手桶で頭を守らないと息ができないぐらいでした。まあ、物好きというしかないか・・・・
まあ、少々入ってから、風の落ち着く時を見計らってアタフタと戻りました。これも元気の良いオバさまたちのおかげです。秘湯ツァーの参加者たちだそうです。話しているのもどこそこの温泉が・・・というマニアたちのようでした。
(↓はHPからお借りしました)こんなのどかな時にまた入りたいですね〜〜(笑;)

そんなこんなで、温泉はとても良かったですが、お食事も値段からすると良かったです。
前菜は岩魚の刺身・・・下の川のですかと聞きましたら、阿武隈川の魚はいまだに食べではいけないそうです。
これだけ環境が良いのに勿体無いことです。マッタクね・・・・


お野菜山菜が多い、優しい食事です。

馬刺しはオススメだというので追加メニューで一皿頼みました。


この岩魚のゴマ焼きだったかな? 頭からボリボリ食べられて、とても美味しかったです。
最近、東北をまわってみましたが、どこも味が濃いとかしょっぱいとは感じないですね。

朝ごはんも、野菜多めで至極まっとうな家庭の朝ごはん風で好感が持てました。

新緑か紅葉の時期にまた再訪したくなる宿でした。
ツァーの人たちは新幹線で新白河まで来て、宿の送迎車で来たそうで、翌日は那須方面に行くそうです。