天気の良い暖かい日に、庭でクリスマスローズを眺めたり写真を撮っていた時、シロバナハンショウヅル(白花半鐘蔓)のあたりをスーーッと何かが飛んだ!
あれ?と思ってよくよく見ますと、か細いこの子が! 見えますか?

褐色の体で枯れ色の(実際は枯れてはいない)枝にくっついていて、3〜4センチぐらいですからとても見えにくいのですが、半鐘蔓の枯葉にすがりついています。なかなかピントが合わないのです。
トリミングして、ようやく・・・

イトトンボという存在自体を2年ぐらい前まで知りませんでした。
ブログ友のJ-ママさんの美しい写真に驚くと、身近なところでも見られるはずと聞いたのです。
そして、東北を回った時に、小岩井農場で見たのが初体験でした。
そのイトトンボに、まさか自分の庭で、しかも冬に出会うとは思いもしませんでした。
今までも視界に入ったたことがあっても、存在を知らなければ、カゲロウとかなんかの虫と言う程度で見過ごしていたのでしょう。
ブログを通じて、世界が開けていくことを実感しました。
J-ママさん、ありがとう^^
検索してみると、成虫で越冬するオツネントンボかホソミオツネントンボではないかな?と思うのです・・
前翅の縁紋と後翅の縁紋が重なるのでホソミオツネントンボかな?
産卵管のあたりが小さすぎてよく見えないのですが、多分♂?? 全て?マーク付きです^^;
夏はとても綺麗なトルコブルーなのに、越冬中は茶色らしいです。まあ、枯葉の中で目立たなくて良いのでしょうね。
春になると、目からブルーになるらしいです。その頃にもう一度会いたいものです。

おそらく暖かさに誘われて、冬ごもりしていたところから少し外の空気を吸いに出たのでしょう。
しばらくふらふらしていましたが、ちょっと目を離したらもう見つからなくなりました。
今日のようにまた寒い日は、どこかでじっと寒さに耐えているのでしょうね。

ホソミオツネントンボ(かな?) イトトンボ亜目 アオイトトンボ科
(2016.02.28 庭にて)
ちなみに、この枯れ枝のようなクレマチス・シロバナハンショウヅルは、もう少しすると、青々と芽吹き始めるので、枯れてはいないのです。
さしずめ、冬眠中というところで、このイトトンボと似た状態ですね(^^)