駐車場から見るとこんな感じ。野原の先

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樹高28m、見通り幹周り6.27mで、 樹齢は約400年以上ということで、群馬県の天然記念物に指定されています。
昭和20年に沢渡温泉が大火に見舞われた時、この辺り一帯の山林や民家は全焼したそうですが、この木は生き残ったそうです。しかし、平成20年の風水害で、頂上から7mの主幹が折れてしまったそうです。それが残っていれば、樹高は35m以上だったのでしょう。。

この一番太い根っこ↑の盛り上がり方がすごい迫力です。

この樹の周囲300m2、つまり100坪ほどが中之条町の所有になっているそうです。
江戸時代には村の共同所有地だったそうです。

さて、 この周囲は草地になっています。
中にはこんなのも・・・↓

マムシグサですね〜〜 見た目や名前の通り、毒草です^^;

あと、あたり一面の緑色は・・・

私は初めて見たのですが、チゴユリ(稚児百合)の群生ではないでしょうか?

ほとんどが俯いていましたが、なかなか可愛らしいです。



あとはこのあたりには、 ウマノアシガタ(キンポウゲ)

関東タンポポなどが咲いていました。
このぐらいの里山に来ると、西洋タンポポでなくて、ホッとしますね^^

さて、そろそろ帰ろうかと降り始めたら、お隣から声がかかりました。
実は、私たちがこの木を見に駐車場から降りた頃に、ちょうどモミの木と地続きの家に車が戻ってきて、ご主人が裏庭でせっせと何かを詰んでる風でした。
その方が、「たらの芽たべますか?」と聞いてきたのです。「もちろん食べますけど・・・」
「あげるから取りにいらっしゃい」、と!!なんて素晴らしいことでしょう^^
この持ち主さん、今日は草津の奥では雪が降ってるようで、この雲の調子だと明日は霜が降りそうだというのです。
持って行く場所があって、ワラビを急いで採集していたそうですが、たらの芽も霜でダメになるであろうと・・・少し成長してるけど、取りたいだけ持っていって良いとおっしゃるのです。
もちろん、ありがたく申し出を受けました。
かなり高い樹でしたが、そこのご主人が枝を下ろして取らせてくださるのです。

旅から戻って早速いただきましたが、美味しかったです。
天ぷらだけでは食べきれないので、贅沢にもおひたしにして・・それもとっても美味でしたよ^^
裏庭というか裏山にはヤマツツジも綺麗です。

先に鮮やかなツツジがあったので、それを見に行きますと、小さな川も流れていました。
なんと、ミズバショウがいくつか・・・

これは川の脇のお宅で植えたものかな〜〜? すごく爽やかな白い花、なんでしょうね?

白いスミレも

これってキケマンでしょうか? エンゴサクにも似てるけど、わかりません^^;


観光地を通る幹線道路から少し入ったところですが、のどかで良いところです。
でも暮らしていくのには、多分不便なのでしょうね。
だいたいどこにいってもあるようなコンビニがこの辺りにはないです^^;
ご主人の言っていた怪しい雲かな?

ポツポツ降り始めました。
すこし南下すれば、もう降らないという・・山の天気ですね〜〜

奥四万でもみぞれっぽく、草津は雪だったとか・・・
そういえば、この日の前後にアルプスあたりでは遭難が相次いでいました。山はまだまだ冬で、油断できないのですね〜〜