中環(セントラル)で最後の昼食をどうするか~~と迷った挙げ句に、どうせなら日本では味わえない昔ながらの地元の飲茶を試してみようということにして、蓮香楼へ!
近代的な商店街から、1本路地に入るだけなのに雑然として古びた店が建ち並ぶ一角にその店はありました。

階段を上って店内にはいると、今まで行ったお店とはものすごく感じが違う・・・お昼時で混んでいたせいもありますが、他店なら入り口で順番に待つのですが、広い店内のあちこちでみんな立って食事が終わりそうな人を物色しながら席が空くのを待っているし、ほぼ中国人しかいないのです。
最初に夕食を食べた北角の東宝小館も中国人だけでしたが、若い人も多く開放的な雰囲気でしたが、ここは中年以後の人が目立つ。
そこでやめて出れば良かったのですが、ここまで来たことだしと、頑張って何とか座席も見つけて座ってみました。

ガイドブックに依れば、ワゴンが回ってきて、ウエイトレスさんが親切に教えてくれる・・と書いてありましたが、これは何?と見ようとするとワゴンを押すおばさんに邪険にされるし(魚の頭のようで、私たちには無理ということだぅたのかもしれないけれど)、やっと持ってきてくれたお茶は、味が・・・・地元の味なのでしょうか、カビくさいようでどうも口に合わない。
しかも、やっとゲットしてみた飲茶は蒸し餃子のようでしたが皮がボテッとして団子のようで・・・そこでギブアップして帰る羽目に・・・
ウーーン、娘には「高級飲茶でも食べさせてくれるのかと思っていたのに、ガイドブックなんかアテにするから

」と叱られるし、さんざんな飲茶体験でした。多分、地元の人か中国語のできる人と一緒なら楽しく食べられたのかもしれません。 それに、もう少し空いている時間帯なら、お店の人も親切に教えてくれたのかも知れませんが、ちょうど一番混む時間に行き会わせたのも失敗の原因の一つのようです。 相席の人たちの冷たい視線も居心地の悪い理由の一つでした。立って席を探していたときに、にこやかに空席を教えてくれた人もいたので、そういう人と相席ならもう少し楽しめたのかも知れないけれど、まあ、コレも現実です。
他の飲茶の店がメニューに数を書き込む方式をとっていたりするのに、この店は旧来のスタイルを維持しているようです。お値段もかなり安いようですし、中高年の地元客には人気があるのでしょう。
一度は落胆したものの、よくよく考えれば、見たことがないほど地元客だらけでしたから、普通の香港人たちのくらしの一環を垣間見せてもらえたことには満足しなければなりませんね。
昼食を食べ直す気力もなく、ショッピングモールでウィンドウショッピングしながら、早めに尖沙咀(チムサアチョイ)に戻ります。
でも、お腹も空いたことだし、気を取り直して海外観光客しか行かないところへ GO!

『ペニンシュラ』のアフタヌーンティーです♪
3時過ぎとあって、満席で少しだけ並びましたが、ゆったりとした午後を満喫しました(飲茶の失敗を取り返した!) サンドイッチでさえ美味しいし、ケーキもいろいろ^^ スコーンは無理かなと思いましたが、昼食抜きでしたので、しっかり食べちゃいました(笑)
もう大満足でしたヨ

生演奏付きで、本物の結婚式のウエディング姿の香港人カップルもいて、華やかさはさすがです。

窓の外にはロールスロイスが停まるこの場所と、先程の蓮香楼での地元の人たちの暮らしとではあまりにはかけ離れた世界のようで、そこにある高い壁のような格差を考えさせられました。

それにしても、結婚式の人達は素敵でしたよ。

この後、また元気が出た二人で、もう一つショッピングモール(ハーバーシティ)を歩いて、娘も気に入った服を見つけて、ようやくルンルンとホテルへ戻れたのです。