遊歩道ができていましたが、修復工事中とかで半分ほどは通れません。
硫黄の匂いがする中を歩きます。

こちらが有名な殺生石です
硫化水素、亜硫酸ガスなどの有毒な火山ガスがたえず噴出しており、「鳥獣がこれに近づけばその命を奪う、殺生の石」

この殺生石には九尾の狐伝説があり、興味がある方は↓を見てください。
(↓クリックすると拡大します)

討伐されて飛び散った3つの石は、全国の高田という地名に飛来した!・・という説もあるそうで、面白いですね〜
一般に美作国高田(現岡山県真庭市勝山)、越後国高田(現新潟県上越市)、安芸国高田(現広島県安芸高田市)、または、豊後国高田(現大分県豊後高田市)それぞれに殺生石伝説があるそうです。どういう経由で伝わるんでしょうね〜^^
湯の花

芭蕉はこの地で、「湯をむすぶ誓ひも同じ石清水」、「石の香や夏草赤く露暑し」
という2句を詠んだそうですが、句碑は「石の香や夏草赤く露暑し」になっているようですね。
ここは、今は静かですが、当時は訪れるのも怖いほど噴気が上がっていたのかもしれません。

殺生石をみて左手に上がっていくと、那須温泉神社です。
上から今歩いてきた殺生石のあたりを見下ろすとこんな風景です。噴気こそ上がってはいませんが、確かに不毛の地という雰囲気です。

鳥居をくぐらないで反対側から直接登りましたので、普通のお参りとは順番が逆ですね


あとから手水

大田原出身の那須与一が出陣前に戦勝祈願を行い、また帰国したおりにもお礼として弓を奉納したのがこの温泉神社だそうです。
日本史は(も)不勉強でして、平家物語とこの北関東の地が結びつかない私です。
温泉神社のパワースポットは3つあり、『大和さざれ石』と『愛宕福神水』の2つは見落としてしまいました。。。
あとから知って少し悔しいのですが、那須ならまた行く機会がありそうですので、次回にリトライしたいところです。
唯一見つけたパワースポットがこちらの御神木です。なんと『生きる』と名付けられているそうです。
樹齢が推定800年のミズナラだそうです。
まだ新芽が出ないときでしたが、緑のときにも出会いたいものです。

こちらは緑の五葉松。。これで樹齢800年の那須の名木だそうです。

4月21日のことでしたが、思いがけず、可憐な春の妖精たちと出会うことができました。

境内にカタクリの群生地が広がっています。


こんな子も混じってました^^ ショウジョウバカマもカタクリのようにお澄まししています^^

思いがけない出会いで、これは楽しかったです。

まだこちらは桜が咲いている時期でした。




参道を歩かずに、殺生石前の駐車場まで降りていきます。