鞆の浦で鯛めし・鯛そうめんの昼食を取ってから、倉敷へ移動します。
美観地区だけに絞っての観光です。 2月なので並木はやや寂しいです。



子ども達がいる橋の奥にあるのが 1930年開館の大原美術館
この日はここをじっくり回るのが目的でした。

ギリシャ神殿風の外観から圧倒されます

とにかくコレクションが膨大です。エル・グレコの「受胎告知」をはじめ、大原の意を受けて児島虎次郎が選んできた絵画や彫刻は、外国も日本も私でさえ名前を知っている作家たちのオンパレードです。
壮大なコレクションに圧倒されながら眺め歩き・・・最後の民芸館あたりになると、魅力ある作品なのに歩き疲れて見る気力をなくすほどです。広くて、半日で見ようというのは無謀だったかも・・・

ということで、座りたくなって隣の系列の喫茶店 エル・グレコに入ります。
元々は大原家の事務所だっただけに、大正ロマンの香りの漂う構えです。

家具はもちろん、天井が高く、窓もとても明るくて素敵です。

2月初めということで、休日なら大混雑なのでしょうが空いていてラッキーです。
あるいはコロナも心配されはじめていた頃なので、その影響もあったかな?

見てきた絵画を思い出しながら、これだけの物をよくぞ集めたということに感嘆するとともに、瀬戸内海の水島コンビナートのすぐ近くにありながら戦災を受けなかつたことが、とても有難いことと思います。おそらくアメリカではここの価値を知っている人たちがいたのでしょうね。
大原美術館のコレクションを見ただけでも、この大原家の計り知れない財力を感じながら、この後は旧大原本邸を見に行きます。


